さなえが一人で留守番し、おやつを探しにキッチンへ。誤って消火器のレバーを押してしまう。
さなえ(心の声):「お腹すいた…おやつ、どこだっけ。」 さなえ:「あれ?こんなとこに消火器…」 (バランスを崩して) さなえ:「えっ、なにこれ…?」 (消火器のレバーをお尻で押してしまい…) 「ブシューッ!!」 さなえ:「うわあああ!何これ!?」
消火剤の粉でむせ返りながら、さなえが外に飛び出し、お母さんに駆け寄る。
さなえ:「ゲホッ、ゲホッ…目が、目が痛い!」 さなえ(心の声):「このままじゃ、死んじゃうかも…!」 (外に飛び出し、必死に) さなえ:「大変!大変!」 お母さん:「さなえ、なにがあったの?」 さなえ:「大変!大変!」 お母さん(心の声):「まさか火事…!?」
お母さんが佐藤さん宅へ駆け込み、火事だと勘違いして119番通報。消防車のサイレンが響き渡る。
お母さん:「火事です!佐藤さん、火事です!」 佐藤さん:「えっ!?ちょっと待って!」 (佐藤さんが119番に電話) 佐藤さん:「はい、火事です!すぐ来てください!」 (外ではサイレンが鳴り響き始める) さなえ:「うぇぇ、苦い…のどが変…」 佐藤さん:「大丈夫?」
消防車が到着し、騒動の余韻が残る。さなえは未だに喉の苦味と恥ずかしさに悩む。
消防士:「どこが燃えてますか?」 お母さん:「すみません、消火器の粉が…」 佐藤さん:「本当にすみません!」 (さなえはひたすらうがい) さなえ(心の声):「こんなの絶対誰にも言えない…」 さなえ:「うええ、苦い…」
騒動が落ち着き、家族の温かさとさなえの成長を感じる朝。
お母さん:「さなえ、大丈夫?」 お父さん:「消防署の人、笑って許してくれたよ」 さなえ(心の声):「もう二度とこんなことしない…」 家族:「あの時は大変だったね!」 さなえ(小声):「もう、笑い話にしないで…」